恋猫
「御用だ」
「御用だ~」
尚八郎と銀次は、なかなか鈴をお縄にする事が出来ない。
「しゃらくせぇ」
ふ-ふるふる。
にゃおごォ~。
一転、鈴が長い爪を立て、物凄い形相で尚八郎に襲い掛かって来た。
尚八郎は体をするりとかわした。
スパッ――!
次の瞬間、尚八郎は目にも止まらぬ速さで鈴を真剣で切り付けた。ちなみに、尚八郎は一刀流の免許皆伝の腕前。
ギャぁ~~~ッ!
鈴は胸のあたりを鋭く切られ、大きな悲鳴を上げた。