★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。
怒りに顔を歪ませて、震えた声で美鈴は聞く。
それなのにアイツ…佐伯は平然と…
楽しそうに笑う。
どんな神経をしてるの……………この人は…
佐伯が問いの答えを言う前に、朱雀千本通に山崎が後から来た。
やっぱり………丞は来てくれたんだね。
少し………………………安心したかもしれない。
山崎「なんや…コレ…どういう事や…?」
丞もやっぱり目の前の光景に動揺している。
当たり前だ…。
仲間の愛次郎が、仲間に殺されたかもしれないんだから…。
……………いや、殺されたんだから。
佐伯「土方の監察くんも来たんだね。美鈴ちゃんだけで良かったのに」
丞の動揺している姿に楽しんでいるようだが、ちぇっとつまらなさそうにもする。
佐伯「俺が、愛次郎とあぐりちゃんを殺した理由が知りたいの?なら教えてあげるよ。
俺は面白そうだったから殺したんだ。」
ハハッと声にだして、ね?分かってくれるでしょ?というように笑っている。
その瞳は狂気そのものだった。