★時の架け橋★ ー誠の背中に恋をした。





山崎「………美鈴」








心配した声で、美鈴の名前を呼ぶ。








でも今の美鈴では、優しい山崎の声も届かない。







美鈴「…ぁ…私が…お兄ちゃんみたい…に…人を…人を…あ…ぁっ…何で…」







美鈴は混乱し、美鈴の目には幾つもの涙が貯まって一気に溢れだした。






山崎「………美鈴」







山崎が、美鈴の肩に触れようとしたとき…







バシンっ






美鈴が山崎の手を振り払った。







美鈴「…やめて…丞…私は人を殺したから…汚れてしまったから…」







辛そうに言う美鈴…










何やねん…









そんなん違うやんか…










美鈴が人一人殺めただけで汚れるんやったら…









俺はどんだけ汚れてんねん……………







 
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