STAR QUEST

「う~ん」

おっさんと別れて、歩いてみたのはいい物の…

此処が何処だか、良く分からない。

「はあ…」

さっきから、周りから視線を感じるし…

本当、インスラタウン、広すぎて意味不明。

まさか此処までだとは思わなかった…

「何かお困りかしら?お嬢さん」

「……へ」

すると、まあ…なんとも美人な方があたしに話しかけて来た。

ん…まてよ、この人の着てる服…

「マリファーナの制服…」

「え?そうよ。私、マリファーナの生徒なの」

…なんて、偶然。

「あたし、マリファーナ学校に行きたいんです」

「あら、そうだったの?丁度良いわ。私もなの。

じゃあついでに案内するから、着いて来て」

「あ、はい」

なんか、知らない人には、着いて行くなって誰かに教わった気がする…。

誰からだっけ….?まぁいいや。

あたしはそれに構わず、彼女に着いて行った。

…後に、後悔するとも知らずに。

< 6 / 66 >

この作品をシェア

pagetop