似非恋愛 +えせらぶ+
うなだれた私の肩を、斗真が抱き寄せた。
「香璃さんのことは、俺が支えます」
「うん、斗真君だったら安心ね」
お母さんがしっかりと頷いた。そしておばさんが目を細めて、私達を見つめる。
「舞子さん、夢みたいね。私達、親戚になるのよ」
「本当ね、あの頃冗談で言っていたのが本当になっちゃったわね。嬉しいわ」
どうやら昔、お母さんとおばさんは私と斗真が結婚したら親戚になれると冗談を言っていたようだ。
それが本当になったということが嬉しいらしい。
「本当におめでとう、2人とも」
こうして祝福してもらえることが、本当に幸せだと思った。