似非恋愛 +えせらぶ+
* * *
好きだった。
言葉にしたことはなかったけれど、ずっと好きだった。
だけど、貴方は私の目の前からいなくなった。
時は過ぎて、大人になった。
仕事を覚えて、酒も覚えて、男も覚えた。
似非恋愛を繰り返した。
だけど私は貴方を忘れたことはなかった。
そんなときに、貴方は帰ってきた。
それが、私の本当の恋の始まりになった。
それが似非恋愛の終わりだった。
失ったもの多かった。
傷ついてたくさん涙も流した。
それでも、得るものがあった。
斗真、愛してる。
