とある神官の話






 位はゼノンのほうが上なので先輩だとか上司となる。そんな人がストーカーだなんて思いたくない。ただでさえ変な人が多いのだ。
 神官となるものは変人しかいないのではと思う。


 ゼノン・エルドレイスのことは今度ヒューズ副局長に相談しようかな。



 何事も諦めが肝心ということで、私は引き続きサンドイッチを頬張る。そして「ここは平和ですね」と私は思わず呟いた。

 街では物騒な事件。指名手配となっている者もいる。魔物の被害はいつだってある。ここは魔物からは守られているからまだ魔物の心配はない。
 のんびりしている中で、力を持つものなのだから……と急いてしまう。







「ええ、私もそう思います」

「そういえば、貴方も子供が殺害される事件に絡んでいるみたいですね」

「といっても担当ではないんですよ」

「え?」







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