とある神官の話
「娼館?」
ハイネンはコーヒーを片手にし、ラッセルは紅茶を飲みながらだった。私はというとココア「ええ」
「つい最近、とある娼館で事件がありまして」
何処の街にもたいていはある。風俗店。事件が起こるのは珍しいことではないが、その内容による。
その娼館で、一人の女が死んだ。
名前をチュリンといい、その店では一番人気だった―――――のだが。店の主人が新しく雇いニオと名付けた女が行方不明だという。
ニオが入ってから、チュリンを抜くまではあっという間だったそうだ。
「闇術を使ったような痕跡があったんです。それで今日はまずそれを調べに」
ということだったのだが。
娼館なのだから、女である私は入れない。その店は休業状態であるものの、行かないほうがいいと判断し、近くの広場に私はいたのだ。
そこには元気いっぱいの子供達が遊んでいた。黙っているのもあれなので話しかけたら、一緒に遊ぶこととなったのである。
「お姉ちゃん大丈夫ー?」
「大丈夫」
「だっせー」
雪の上でしゃがみ込む。子供は元気一杯で、私はすでに息をあげていた。