とある神官の話



「私は間違っていたのか?」




 悪を裁き、元凶を絶ちたかった。疲れたのだ。"彼女"は言う。「疲れたなら休めばいいのよ。復活するまで待ってるから」と。お前はいつだって私を愛した。お前と私は、違う。その部分も、欠点も愛していたというのに。


 君は、死ぬ時何を思った―――?
 裏切りとしか思えない事実に、絶望したか。違う。私では、ないのだといいたかった。お前と、死んでしまえばよかった。





「―――――悪魔め」




 悪魔が嗤うなら、私は騙されたふりをして、地獄で嗤ってやろう。

 死など、怖くはなかった。





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