夜空にランプ
芽衣子も私の席の隣に来て椅子に座った。
「綺麗だなぁ~。晴れてよかったね、今度のコンテスト、夕焼け空にしようかな」
どんな表情かはわからなかったけど、芽衣子は独り言のように呟いた。
「いいね、私は何しようかなぁ」
私達は写真部に入っていた。
部員はたったの六人。
有紗とは違って週に二回しか活動していない。
マイペースが集まっているせいか、非常にのんびりした部活で、私は気に入っていた。