俺たち陰陽師!!!!!



そしてKは怪しげな笑みを浮かべながら言う。

「これはまずご挨拶じゃ。ほんの初め。きっかけに過ぎん。そちの両親は人柱になったのじゃ。………これからの物事のな」

「てめぇっ…!!」

「忘れるでないぞ。ボクたちはそちを殺す。殺しに来る。そして、そちを苦しめる事ならば手段を選ばん」

「……」

「……大切な者を奪われる悲しみ、そちにも思い知らせてやる……」

そう言って奴等は消えた。

「こう……た…」

涼子の声も届かなかった。
結局、何も言わずに行ってしまった兄貴、いや、晃汰。
許したくない。
目を閉じ苦しむ涼子を見ながらそう思った。

その時。



「セ……ちゃん……」

「!!」


母さんの声がした。




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