俺たち陰陽師!!!!!
「「(零…?)」」
すると俺たちの頭の中に“?”が浮かんだ。
女の子の言葉に周りの女子は同意しあってた。
すると俺たちに3人の男子が絡む。
「よっ、転校生♪」
「名前は?」
俺と悠太は自己紹介をした。
「じゃあ、刹那だな!」
「よろしく、悠太、刹那」
「……悠太の制服、かっこいい……」
3人組のなかでもクールなやつが悠太のコートを見て言った。
俺はそのクールなやつに教えてやろうと思った。
「あぁ、このコートはねー…むぐっ」
「ごめん、俺はただ寒いから許可を取ってこれを着ていただけなんだ」
「へぇ…大丈夫?」
「うん平気♪」
悠太は俺の首を腕で締め付け、もうひとつの手で口を塞いだ。
「んんっ(ちげーよ!!)」
「あ、もうそろそろHRじゃない?」
悠太の呼び掛けに3人は納得し、席についていった。
悠太は口を開放し俺の肩を持ち低い声で言う。
「…悠太くん……?」
「……刹那、あの場で俺がジャレス公の護衛と言ったらどうなるかわかるかい?」
「はい……」
「……ジャレス公はこの学園の理事長だ。ましては世界の支配者だ。そこらのお偉いさんでもなかなかお目にかかれない、一般人なら尚更。それなのに俺がそのジャレス公と近い存在とみんなが知ったらどうなる?」
「終わります…」
「……そうだ」
悠太は肩をパッと離し、バッチを輝かせながら席についた。