俺たち陰陽師!!!!!






一通り授業が終わり、昼食を取り、俺はある一室に向かう。
ジャスから言われた狩魔師(レクタリア)の授業。
けど。

「どこだよ、一体…」

『うむ、さすがに我も、わからないな』

鞄のチャックから顔を出すブレイク。
最悪なことに悠太はもう行ってしまった。

「(ああ、俺も早く飯食ってれば…)」

『ここではないか?』

ブレイクは人影が全くと言って良いほどの場所を指差した。
本当に角の部分を。

「は?ここは壁だよ?…やだなぁ、ブレイク………って、うおっ!!」

俺はその壁を触り体重をかけると、なぜか壁が開き俺はその中に落ちていった。

「ひぃあああああぁぁ!!」














ボスン



「痛ってー…」

鈍い音がして俺たちは落ちた事を確認する。
ペタペタと床を触る。
そして顔を上げて、見えた景色。

「わっ……」

まるで学園内ではないよう。
古い日本の建築のような。
でもまだ新しくて綺麗で。

『なんと…!!』

ブレイクは目を輝かせ、ペタペタと走ってしまった。

『ジャスがこれほど設備をこだわったなんて…!!やるなっ、ジャス!!』

「ぶれっ…」

見えなくなったブレイク。

「はぁ、もう…」

俺は立ち上がり服を払った後、とりあえず歩き始めた。









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