俺たち陰陽師!!!!!
「はい、座れー」
するとガングロで体育の先生のような男が、部屋に入ってきた。
どうやらここは教室らしい。
だけど俺が行きたいのは狩魔師(レクタリア)の授業をする教室で……。
「?」
俺はガングロの先生の服装に目がいった。
中はシャツを着ている。
だけど上に羽織っているのは、悠太のと同じ。
そこまではいい。
そこまではいいんだけど。
このガングロの先生、悠太と同じところに、悠太と同じバッチをつけてる。
「(隠し事…?)」
悠太は俺に隠し事をしているのだろうか。
「おい、夜月、座れ」
「あっはい」
すでに着いていたイケメン。
俺はイケメンの1つ空けて横に座った。
「(なんでコイツが…)」
「(悠太が俺に隠し事…)」
思うことはそれぞれ。
「はじめまして。俺は君たち…って、2人しかいないか。玄松零(クロマツゼロ)くん、夜月刹那くんに式神の利用について教える。俺は条ヶ崎リュカだ。よろしく」
条ヶ崎リュカ。
おそらく、外国人かなんかだろう。
「じゃあ早速式神を出してみようか」
リュカはそう言うと一枚の紙を出した。