俺たち陰陽師!!!!!
「あのさ、おかしくない?」
『なにがだ?』
「狩魔師ってさ、どうして狩魔師なわけ?陰陽師に近いなら陰陽師でいいじゃん?」
『なら聞くが、刹那は今まで使っていたペンが汚くなってきた。新しいのを買うか?それとも汚い古い方を使うか?』
「買うっ!!」
『それと同じだ』
それだけ言うとブレイクは教室を出ていってしまった。
「……?」
「てか、あれだろ」
俺は零を見た。
「妖魔どもにバレたくないからせめて名前を変えて隠し通したいだけじゃねぇか?」
「ああ…確かに。お前、頭いいんだな!」
見直したよーと、笑って見せるが、零は顔を歪めて苦しそうな表情をしていた。
「……別になりたくてなったワケじゃない…」
そう言うと零は机に座り、足で椅子をユラユラさせた。
「……ただ……」
一瞬、泣いているように見えて、何もできなくなった。