この空のした。〜君たちは確かに生きていた〜



 母さまも一緒に謝って下さったおかげか、お父上さまにもさほど叱られず、「当分 外出を控えるように」とのお言葉と注意だけで済んだ。



 ホッと胸をなでおろした私。



 お部屋から下がるとき、お父上さまに声をかけられた。



 「おゆき。八十治にも もう一度、きちんと詫びておきなさい。
 自分が居なかったことを悔やんで、ずっと お前を探しまわっていたようだぞ」




 ………兄さまが?




 「はい、わかりました……。お父上さま、こたびのこと、本当に申し訳ございませんでした……」



 深々と頭を下げて、母さまと一緒にお部屋から退出する。



 「お腹 空いたでしょう?早く食べておしまいなさい」



 母さまにそう言われ、私は台所へ向かうことにした。



 
< 25 / 466 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop