青色キャンバス
「秋君、ご飯食べてく?
もう8時回ってるから、お腹空いてない?」
「…え?」
すると秋君は驚いたように私を見た。
ん?
なんだろう。
秋君の目が輝いてるように見える。
「もしかして先輩の手料理?」
「むぅ。味の心配なら一応保障できるよ?これでも一人暮らし長かったからね」
まぁ私一人だったから手抜き料理になりがちだったんだけど…
前は蛍ちゃんがいたからな……
棚に飾ってある蛍ちゃんの写真を見る。
「…先輩…」
「あ、ごめん迷惑かな?」
「それ俺の台詞。先輩こそ迷惑じゃない?」
迷惑なんかじゃない。
むしろ誰かとご飯なんて久しぶりすぎて楽しみなくらい。
「私、ずっと一人だったから食べてくれるっ嬉しいな」
「…先輩の手料理、楽しみにしてるから」
「うん!」
久しぶりに誰かに作る料理だ。頑張ろう!!
浮かれる気持ちで台所へと向かった。