青色キャンバス


「酷いなぁ。俺、純粋に先輩が好きなだけなのに」

「からかってばかりだね、秋君。その手には乗らないからね?」


皆こんな可愛くてイケメンの秋君に迫られて落ちちゃうんだろうなぁ…


「俺はいつでも本気なんだけどね…」

「はいはい」


私は適当に返事を返す。秋君もふざけてそう言ったのかと思ったのに…


「………………」


秋君は何故か真剣な顔をしていた。


…え……?
秋君、どうしたの??



その真剣な瞳にドキッとする。



やっぱりイケメンだなぁ…

しみじみと感じていると、秋君はまたいつもの笑みを浮かべる。


「……んじゃ、行こう」

「え、あ、うん」


私は秋君に手を引かれながらお店へと入る。










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