重なる身体と歪んだ恋情
私が差し出した手に千紗の身体が震えた。
そこまで怯えなくても……。
そう思いながら自分の手を目を落とせば真っ白な包帯。
あぁ、そうか。
だからその手を下ろそうとしたら、
「ごめん、なさい」
千紗の白い手が私の手を捕らえた。
「本当に、ごめんなさい――」
「……貴方が謝る必要などないですよ」
卑怯なのは私の方なのに、彼女はもう一度「ごめんなさい」と言うと包帯の巻かれた私の手を自分の頬に当てた。
ジワリと、やけどをした冷たい手に彼女のぬくもりが伝わる。
もっと、触れたい。
彼女の罪悪感に付けこんで私の本能が頭をもたげる。
頬に置かれ手をそのまま彼女の後頭部に滑らせて引き寄せる。
彼女は私の力に逆らうことなく、その身を私の隣に置いた。
ギシリと鳴るベッドの音が私の何かを壊していく。
そのまま彼女を抱き寄せて、唇を重ねる。
触れるだけの軽いキス。
すぐに離して彼女を見ると、彼女の表情は嫌悪と恐怖で引き攣っているように思えた。
それでも、もう一度キスをする。
今度は長く押し付けるようなものを。
「……ん、ぁ……ふっ」
息の仕方が分からないのか、時折漏れる小さな声が私の耳をくすぐった。
そして、胸のふくらみにそっと触れる。
ビクリと震えながらも逃げない彼女。
まだ少女のままの胸は私の手ですっぽりと覆うことが出来る。
それでもその先端はツンと硬く女であることを主張するから、指先で転がすと、
「――あっ!」
甲高い、甘い声が部屋に響いた。
そこまで怯えなくても……。
そう思いながら自分の手を目を落とせば真っ白な包帯。
あぁ、そうか。
だからその手を下ろそうとしたら、
「ごめん、なさい」
千紗の白い手が私の手を捕らえた。
「本当に、ごめんなさい――」
「……貴方が謝る必要などないですよ」
卑怯なのは私の方なのに、彼女はもう一度「ごめんなさい」と言うと包帯の巻かれた私の手を自分の頬に当てた。
ジワリと、やけどをした冷たい手に彼女のぬくもりが伝わる。
もっと、触れたい。
彼女の罪悪感に付けこんで私の本能が頭をもたげる。
頬に置かれ手をそのまま彼女の後頭部に滑らせて引き寄せる。
彼女は私の力に逆らうことなく、その身を私の隣に置いた。
ギシリと鳴るベッドの音が私の何かを壊していく。
そのまま彼女を抱き寄せて、唇を重ねる。
触れるだけの軽いキス。
すぐに離して彼女を見ると、彼女の表情は嫌悪と恐怖で引き攣っているように思えた。
それでも、もう一度キスをする。
今度は長く押し付けるようなものを。
「……ん、ぁ……ふっ」
息の仕方が分からないのか、時折漏れる小さな声が私の耳をくすぐった。
そして、胸のふくらみにそっと触れる。
ビクリと震えながらも逃げない彼女。
まだ少女のままの胸は私の手ですっぽりと覆うことが出来る。
それでもその先端はツンと硬く女であることを主張するから、指先で転がすと、
「――あっ!」
甲高い、甘い声が部屋に響いた。