魔法都市



それから数日後

とうとう黒羽による一斉実験の幕開けが始まった
実験対象は魔法使い・能力者

そしてその子どもたちが対象として狙い始めた

何故子供が実験対象かと言うと大人と比べてコントロールは難しいがまだその才能やチカラの覚醒が未熟なうえ、より強いチカラが発揮出来るからだ

『ねぇ、今日の夕飯なに?』

『今日はあなたの大好きなものよ』

『やった』

そんな会話をしていたのはまだ幼かった奏と一緒に買い物をしていた灯だ
当時まだ7歳の奏

小学生になってまだ間もないときだ

『最近はちゃんとみんなと仲良くしてる?』

『…………』

『ダメみたいね』

『二つチカラ持ってるのおかしいって…』

魔法使いも超能力も持ってる奏は周りが疎まれていた
稀に二つ持ってる人はレアのレア

多種多様系の持ち主は少人数ではあるが、異なるチカラを宿す人間はいない

いくら幼い奏でも悩んでいた

『ねぇ、奏?』

『なぁに?』

灯は目線を奏に合わせる

『違うチカラを持ってても私はずっとアナタの味方よ?あなたのお父さんとお母さんが奏を守るためにそれが受け継がれたと思うわよ?』

『お父さんとお母さんが…』

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