魔法都市

『そこでなにをしてるのかしら?その子から離れなさい』

灯は近くにあったほうきを持つ
このままでは奏が危険な目にあってしまう

それだけは避けたかった
彼女のチカラは大人さえ超える強いものだから

『灯さん!』

男はチッと小さく舌打ちすると奏の腕を引っ張る

『わっ…!』

『奏!』

『悪いな。この娘はもらっていく!この強いチカラこそ我が組織に必要なのだから』

そう言い男は奏を拐って出て行こうとする

『……灯さん!』

『奏…っ!』

灯は必死に駆け出しそれを制するように腕を伸ばすが惜しくも届かず男と共にその場から消える

灯の異変に気付いた紫乃がやってくる

『灯さんどうしました!?』

『奏が…』

『奏ちゃん?あの子がどうしました?』

『奏が誘拐されたのよ!ジャッジメントに……いいえ、魔法管理委員会に今すぐ連絡入れてちょうだい!早く!』

『わ、分かりました!』

灯の指示ですぐさま魔法管理委員会に連絡を入れる
そして寝てる子供たちを起こさないように他のスタッフにも指示を出す

『奏…必ずアナタを助けるわ』

そしてこれから怒涛の事件の幕が開けるのだ

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