魔法都市
『これなに!それにここどこ!』
怒りと恐怖から声を荒らげる奏
そんな興奮状態など関係なく小さく笑ったあと冷静に答える百合華
『ここは黒羽第三研究所よ』
『……研究、所?』
『……あなたみたいな子を強くするための実験するための施設よ』
7歳の思考には彼女がなにを言っているのかが全く理解出来ない
ただただこの場所が"危険"ということ以外は…
黒羽が所有する研究所は5つある
その中の一つの建物に奏以外にも子どもたちがいる
『それに、あなたからは他の子たちとは違うものを感じるのよ。強いチカラの気配が』
『……っ!』
『少しだけデータ取らせてもらったわ。ずいぶん面白い子ね、キミ』
百合華は奏が気を失っていた間にデータを取っていた
今まで連れてきた子どもやどの大人とは比較的に違う"強いチカラ"
まさかそれが能力と魔法を両方持っているとは、とさすがに百合華も驚いていた
いや、百合華だけでなくその場いた研究員全員が驚きを隠し切れなかった
『なに言ってるかあたしには分からない…』
『今は分からなくていいわよ。すぐに分かるわ』
その言葉のあとにすぐ側にいた先程の子どもが急に叫び出す
『うわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!』