魔法都市
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その頃弥生と夕紀はやっとの思いで百合華がいる施設へと辿り着いた
三つの施設をしがらみ潰しに行ったがどの施設ももぬけの殻になっていた
そして最後の第四研究施設にやっと着いたのだった
『やっと着いたわ…』
『だいたいこの施設デカすぎるのよ!いくら有名な黒羽研究とは言え…』
『それだけ膨大な研究してるってことよ。でもいまはそんなこと言ってられないわ』
中には囚われた奏がいる
まずは助けるのが最優先である
奏以外にも人質がいると考えて慎重に中には入っていく二人
キィ…と音を立てながらドアを開けていく
『静かね』
『……ほんとに人がいるのかしら?』
二人がそう言うのも無理はない
中に入ったものの室内は暗くまるで人の気配を感じないのだ
奏や百合華がいるのは施設の地下だ
この第四研究施設は地上5階、地下3階まである大きい施設だ
主に百合華が出入りして研究をしているのがここだ
『奏ちゃん大丈夫かしら…』
『…………』
(いくらあの二人の子供でチカラが強いとはいえまだ7歳だし…)
夕紀の問いにすぐ答えることが出来ない弥生
一応産まれた時から面識がある
母親の瑠奈も父親の和眞も強いチカラの持ち主なのだ