魔法都市
奏とストーンとの間に結界のようなものが張られバチバチと音を立てていた
それはまるで奏がその石の侵入を拒むような
その出来事に夕紀が驚いた
百合華も驚きを隠せないでいた
『なっ…どういうこと!?』
『あの子がストーンを拒絶してる…?』
奏はスっと目を覚ますと夕紀をチラ見し、そして百合華を睨みながら喋る
『絶対に…こんなことさせない!』
奏はあの男の子を思い出していた
戻って来なかったってことはそういうことなんだ、と7歳の小さな頭でやっと理解した
そしてあの子みたく自分もそうなってしまうんだ、と思った
『生意気ねっ!今すぐ石(これ)をいれてあげるわ。あなたが死ぬか一生苦しむか…楽しみだわ』
『やめっ…』
その瞬間百合華は奏の拒否反応も恐れず小さな体に埋め込もうとしていた
先程より強い拒絶をして対抗する奏
その光景は夕紀だけではなく、別で戦闘していた弥生が研究員たちも動きを止めて息を飲んで見ていた
『いい加減ラクになりなさい!これで強くなれるのよ!』
『だか…ら、そんなのいらない…っ』
奏のチカラが最大になったと同時に百合華はストーンを無理矢理埋め込む
それを見た夕紀はハッとなり二人の間に割り込む