真夏の夜
「もう帰るか」
「うん・・」
門を超えると、私は城田君の車に乗った
赤信号になると、城田君は私の手を触って来た
え?
城田君から触って来るなんて・・・
ドキドキ・・・
私は手を裏返し、手を繋ごうとしたら
信号は青になった
あっ・・・・
城田君は手を離した
もう少しだったのに
今日は両手で運転するんだ
ねえ・・・何で?
何で両手で運転するの?
「ねえ城田君」
「ん?」
「さっきとは違って、今は両手で運転するんだ」
「え・・・何だよ、急に」