隣の彼の恋愛事情
「何やってんだよ。」

そう言って、アイツが登場した。

「よぉ!」

チィ兄がアイツに声をかけた。

「だから、なんでお前がいるんだよ。」

なんだか不機嫌度合いがMAXなのは気のせい?

「打ち合わせで近くまできてて、紅に電話したらここで飲んでるって」

私に顔を向けたので、コオクンコクンと頷いた。

「ふーん。」

目を細めて私を見下ろす。

(ひっ!)

なんだか不機嫌通り越して怒ってます?

「お前もう、遅いから帰れ!送っていく。」

そう言うと無理矢理立たされた。

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