隣の彼の恋愛事情
「本当にありがとう。すごくうれしい。斗馬―――」

そして続けて私の溢れ出る思いを伝えた。

「私と結婚してください。幸せにするって、おこがましいことは言えないけど一緒に幸せになろうね」

私からのいきなりのプロポーズに、斗馬はあっけにとられた顔をして数秒後には声を上げで笑い始めた。

「やっぱお前サイコーだな!」

そう言って、私の両頬に手を添えて、熱い口づけをしてきた。

そして、唇かまだ触れ合うくらいの距離で

「こちらこそよろしく、俺の奥さん」

そう言ったかと思うと、さらに深く口付けてきた。

「ちょ、っと待って」

「待てない」

こうなってしまった斗馬を止める術を私は知らない。

寝室に運ばれたあとは、シーツの波間に斗馬の熱を感じながらただ漂うしかない。

熱い眼差しと、唇、斗馬の全身で蕩けさせられて、斗馬と私の境界線がわからなくなる。

ただ斗馬から与えられる、喜びだけを細胞に刻み脳内に白いフラッシュが見えたと同時に、斗馬の汗ばんだ体が私の体に‘ドサリ’と重なった。
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