隣の彼の恋愛事情
(私も斗馬を振り回してる?)

そう思うと、自分だけが必死でなかったことがわかって嬉しくなった。

確かに、斗馬の努力なくしては、今の私たちはなかっただろう。

頑なに自分の殻に閉じこもって、恋愛に臆病になっていた私の心を斗馬が変えてくれた。


「お前以外の前では、いたって冷静でイケメンだったのに、お前のせいで・・・」

つまんでいた指を外してくれて、少し赤くなった頬を撫でながら言った

「これからもいい感じに俺を振り回してくれよ」

そういって私を胸の中ぎゅーと収めると、二人してバタンとベッドに倒れ込んで、そのまま寝息をたて始めた。
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