隣の彼の恋愛事情
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真っ白いドレスに身を包んだ私は母がアレンジしてくれたブーケを手に、控え室で式が始まるのを待っていた。
「紅緒」
そういって、タキシードに身を包んで、髪をきっちりとオールバックにした斗馬は自分の旦那さまにもかかわらず見とれるほどかっこよかった。
「式の前に花嫁に会うとダメなんだよ」
そう軽く睨んでみる。
「誰よりも先にお前の可愛い姿みたかったんだから仕方ないだろ?」
そういって、私にキスしてきた。
「口紅落ちちゃう」
心配する私をよそに
「もう一度、塗り直せばいいから」
そう言って、再度熱い口付けをしてこようとする。
「本当にダメだって!」
これ以上になると、斗馬が暴走する可能性がある。