夜猫'A cat chooses xx.'
「……………魅憂、余談は要らない」
もう1人、男が部屋に入ってくる。
「あ、大鬼」
魅憂はすっと顔を綻ばせた。
もう1人の男には、私への興味すら感じられない。
「さっき汰壱-Taichi-に夜猫へ連絡いれるよう言っといた。
じきに奴等は来る」
その言葉を聞いて魅憂の顔から笑みが無くなるのを見た。
そして、辛そうに私を見た。
「…………ごめんね、夢羽ちゃん」
でも、怖くなかった。