アウトサイダー

そのあと彼は、ベッドでも激しく私を抱いた。
もう逃がさないといわんばかりに。


「紗知……」


乳房を無造作につかんだ彼は、その頂を口に含んで舌で転がす。


「んんっ……ぁん」

時々絡まる視線が怖い。
そこにいるのは、もう今までの彬さんではなかった。


目を閉じてその行為だけに没頭しようとした。
健に抱かれたときと同じように。

そうでなければ、耐えられない。


私を抱いているのは、太陽。
あの時、優しくそうしてくれたように、今日も私を……。


やっと自分の気持ちに素直になれたのに、その瞬間すべてを失ってしまった。

もう私は、太陽と結ばれることなど、二度とないのだ。



< 385 / 576 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop