アウトサイダー

一瞬、そんなことがよぎったとき、彼が私の中に入ってきた。


「んっ、あっ……あっ……」


彼の動きに合わせて漏れる甘いため息。
何度も体位を変えて私とつながり続ける彼は、次第にその激しさを増してくる。


「紗知、目を開けろ。どうして俺を見ない」

「そんなこと……」


ずっと目を閉じて体の快楽だけを貪っていた私に、彼が気が付いてしまった。
怒りに満ちた彼の目が私をじっと見つめて……。


「痛っ」


私とつながったままの彼が、私の頬を打った。
そして、もう一度。


「誰に抱かれてるんだ。あの建築士か?」

「違う……彬さん、あなたに」

「嘘つけ!」


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