アウトサイダー
「もう、太陽なんて嫌い!」
その日、そんな最低なことを口にした。
「紗知、頭を冷やせよ」
太陽の誕生日だった。
クリスマスの少し前のその日は、私にとって特別な日だった。
バイトもできない私に、プレゼントなんて用意できない。
だから……いつもと変わり映えない材料だったけど、本屋でたくさん立ち読みしたレシピで、料理を用意した。
ケーキだって、手作りした。
なのに……。
「ごめん。バイトの奴が熱出して、代わりに入ることになったんだ」
そんな一言で出て行った彼を唖然として見送った後、一人でポツンと残された部屋で、私は泣いた。