アウトサイダー
「なんだ、紗知。また泣いてるだろ」
電話口に出てくれた永沢さんがククっと笑う。
「すみません。でも、うれしくて」
一瞬の沈黙の後、彼が口にした言葉は、私にとって大切な宝物となった。
「紗知の居場所は、ずっとここにあるからな」
彼と――太陽と同じように、私の居ていい場所を作ってくれる。
アウトサイダーだった私が、一番求めていたもの。
それは――。
イメージが出来上がったことを伝えると、すぐに取りに行くといわれて驚く。
もしかしたら、私のせいで大幅に遅れているのかもしれない。