アウトサイダー
どうして、分かったんだろう。
絶対に知られないようにされているはずなのに。
どうして探したりしたんだろう。
もう放っておいてくれたらいいのに。
「入れてくれないかな」
「いや……」
「嫌じゃない!」
大きな声を出されて力が緩んだとき、父は容易にそのドアを開けて入ってきた。
「お母さん、いないのか」
ぐるっとリビングを見渡した父は、勝手に椅子に座る。
「お父さん……帰って……」
泣きそうになりながら、それでも母が帰ってくる前に父をなんとかしなければと思った。
「随分な言い方だな。自分の親に向かって」
「そんな……」
そこに立ち尽くしたまま、どうしたらいいか分からない私。