アウトサイダー
「お前達のせいだ。
お前たちのせいで、犯罪者扱いだ」
大きな父は、私なんてすっぽり隠れてしまうような体系だ。
父は私の傍まで歩み寄って、手を振り上げた。
それから、プツリと記憶が途切れている。
ただ、大きな声で「止めて」と叫び続けていたと思う。
次に気がついたときには、太陽の腕の中にいた。
「紗知、紗知!」
大きな声で私の名を呼ぶ彼の声にゆっくり目を開けると、心配そうに私を覗き込む太陽の顔。
「紗知……良かった……」
泣きそうな太陽を、初めて見たと思った。
彼は私を抱えるようにして抱き上げると、そのままベッドに運んでくれた。