アウトサイダー
「太陽、ごめんなさい」
「なにが?」
「もう、私の事なんて嫌い?」
唇が切れて痛い。
だけど、どうしても太陽と話したい。
「バカだな。嫌いになんて、絶対にならない。
紗知の居場所は、俺の隣だって言っただろ?」
それを聞いて、脱力した私。
そうすると不思議なことに、体中に痛みが走り始めた。
「どうした? 痛いのか?」
私が小さく頷くと、太陽はベッドに上ってきて壁にもたれて座り、私の頭を抱き寄せて膝枕をした。
「おばさん、呼ばなくちゃな」
「ううん。こうしていてくれる?」
「あぁ、好きなだけしてやる」
ゆっくり髪に手を入れる太陽の手が、温かい。
温かすぎて、涙が溢れる。
溢れる涙は、太陽のズボンに吸い込まれていって――私は静かに目を閉じた。