アウトサイダー
太陽は、できるだけ家に来てくれた。
買い物にすら行けなくなった私たちのおつかいまでしてくれた。
きっと自分も学校とバイトで忙しかったのに、私たちのために尽くしてくれたのだ。
そして、できるだけ私と過ごしてくれるようになった。
バイトとバイトの間のわずかな時間にだって、自転車を飛ばして帰ってきてくれた。
しばらく会わずにいたなんて、とても思えないほどに。
くだらないことで意地を張っていた私は、なんて子供なんだと思い知らされた。
彼の笑顔が私を幸せにした。
時折突然フラッシュバックする父の拳におびえて思わず声をあげても、「大丈夫だ」と言って、強く抱きしめてくれて。