アウトサイダー
「彬さん、ありがとう。
私……できればこのまま太陽と一緒に光を育てたいの」
「あぁ」
「でも……彬さんがいなければ、光の命はこの世にはなかった。
だから、会ってあげて欲しい」
それが今の正直な気持ち。
まさかこんなことを自分が思うなんて、少し前まで想像すらしていなかった。
「ありがとう。紗知」
それから私たちは、光の成長の話をして笑いあった。
しばらくすると、太陽が再び迎えに来てくれて。
「千島さん、ありがとうございました」
「いえ、お礼を言うのは僕の方です。彼女が幸せそうでよかった」
太陽は彬さんの言葉に小さく頭を下げる。
それは……太陽が私の夫で、そして光の父親だと認められたということで。