アウトサイダー
「太陽、あのね……」
太陽に、光を彬さんに会わせたいと話そうとしたけれど、それを遮ったのは太陽の言葉だった。
「今度改めて招待させていただきます」
「太陽?」
「いえ、遠くから眺めるだけで」
「抱きしめてあげてください」
そんなふたりのやり取りに、やっぱり涙が溢れてしまって。
ふっと優しい笑みを漏らした彬さんは、「やっぱり紗知は見る目があるな」と立ち上がった。
「それでは、また」
私たちに、「また」があることが信じられない。
だけど、太陽のすごく穏やかな顔を見て、私たちなりの幸せに本当にたどり着いたのだと思った。
父親がふたりいたって構わない。
それが普通じゃなくたって。
光が大きくなっても、胸を張って言える。
あなたのお父さんは、ふたりとも素敵な人なのって。