金色のネコは海を泳ぐ
「え、ジュ――オ、オロ?なんでココに……」
だが、すぐにルーチェの声が聞こえてきてアリーチェがドアを開けて廊下に出た。テオもその後に続く。
「にゃっ、にゃっ」
オロはルーチェの足元に纏わりついて、彼女の足に上ろうとしている。
「やっ、ちょっと!ダメだって言ってるでしょ!?今はクッキーも持ってて――きゃあっ」
ついに、ルーチェはバランスを崩して床に尻餅をついた。すかさずオロがルーチェに飛び乗って胸に抱きつくように擦り寄って喉をゴロゴロ鳴らした。
かなり懐かれているらしい。
「ふー、危なかった」
アリーチェは素早く反応してルーチェの手からクッキーの乗った皿を取り上げていた。そして1枚、口に入れる。
テオも差し出されたそれを1枚いただいて、ルーチェが文句を言いながらオロを抱いて起き上がるのを見ていた。
オロに似た、明るい茶色の髪の毛。ルーチェの性格と同じように真っ直ぐな長い髪はいつも綺麗で、茶色の瞳と長い睫が可愛らしさを出していて。
背は平均よりは少し高いだろうか。細過ぎず、女の子らしい柔らかそうな身体――
「テオ」
そんなテオの視線に気づいたらしいアリーチェがテオを肘で小突く。テオはハッとしてクッキーを飲み込み、ルーチェから視線を逸らした。
「っ、ルーチェ!とにかく、薬のこと頼むな?俺はこれで帰るから!クッキー、ごちそうさま!」
「え!?ちょっと待って!私、引き受けるなんて――」
背中でルーチェが叫んでいるのが聞こえたけれど、テオはそのまま診療所を後にした。
だが、すぐにルーチェの声が聞こえてきてアリーチェがドアを開けて廊下に出た。テオもその後に続く。
「にゃっ、にゃっ」
オロはルーチェの足元に纏わりついて、彼女の足に上ろうとしている。
「やっ、ちょっと!ダメだって言ってるでしょ!?今はクッキーも持ってて――きゃあっ」
ついに、ルーチェはバランスを崩して床に尻餅をついた。すかさずオロがルーチェに飛び乗って胸に抱きつくように擦り寄って喉をゴロゴロ鳴らした。
かなり懐かれているらしい。
「ふー、危なかった」
アリーチェは素早く反応してルーチェの手からクッキーの乗った皿を取り上げていた。そして1枚、口に入れる。
テオも差し出されたそれを1枚いただいて、ルーチェが文句を言いながらオロを抱いて起き上がるのを見ていた。
オロに似た、明るい茶色の髪の毛。ルーチェの性格と同じように真っ直ぐな長い髪はいつも綺麗で、茶色の瞳と長い睫が可愛らしさを出していて。
背は平均よりは少し高いだろうか。細過ぎず、女の子らしい柔らかそうな身体――
「テオ」
そんなテオの視線に気づいたらしいアリーチェがテオを肘で小突く。テオはハッとしてクッキーを飲み込み、ルーチェから視線を逸らした。
「っ、ルーチェ!とにかく、薬のこと頼むな?俺はこれで帰るから!クッキー、ごちそうさま!」
「え!?ちょっと待って!私、引き受けるなんて――」
背中でルーチェが叫んでいるのが聞こえたけれど、テオはそのまま診療所を後にした。