キミの風を感じて

彼女が他の男に笑いかける。


大きな手が、その白い手を包みこみ


肩を抱かれ


そうして彼女は大きな瞳でそいつを見あげる……。




そんな光景がリアルに目に浮かんだ。


リレーの練習で立木さんとの距離が縮まったような気がして、テンションあがってた自分がイヤんなる。





あの子の笑顔も、涙も


全部自分のものにしたかった。




誰にも触れられたくない。





初めてだ。

こんな気持ち――。







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