イケメン女子の学園生活1【完】
無駄にでっかい!
「アハハ!哲の反応やっぱりあきなーい!」
「……誰でも驚くよ!」
笑う尚輝に呆れる
もーう、誰でもびっくりするひろさだよ!
中は小綺麗で黒の机の回りにグレーの革張りのソファーで囲んであるだけのシンプルな空間
あ、冷蔵庫もある
「来たね哲君。尚輝遅いじゃないか」
「あー悪ぃ悪ぃ哲が可愛くてなぁ〜」
慎二の問いに俺の頭をガシガシ撫でながら答えた尚輝
撫でんな、と手を退かせばまた笑われる
「座って?今から飲み会だよ」
「飲み会?」
「そぉ〜♪飲み会だよん♪明日のオリエンテーションを楽しみにしての」
泪がルンルンと冷蔵庫からだした飲み物を机に並べた
酒…か?
酒だよな?
「酒?…明日大丈夫?」
「飲み過ぎなければ、大丈夫だよ。ね?光樹」
「…あ?知らねぇよ明日なんか」
「一番楽しみにしてたの光樹じゃないの?」
「あぁ!?誰が楽しみなんか…」
光樹と慎二の言い合いを横目に俺酒飲めたっけ?と考える
飲んだ事ない…よな
「俺酒飲んだことないんだけど…」
「飲んでみたらー?飲んだら以外と強いかもよっ」
ホラと渡された酒を手にソファーに腰かける