ひとつ、ベッドの中
「……詩織」
凌ちゃんは軽く溜息を吐き、
「座りな」
諦めたように、ベッドを指した。
凌ちゃんは、鏡台の上に腰を乗せた。
「凌ちゃん……」
久しぶりに凌ちゃんの瞳に映った気がして。
それだけで涙が出てくる。
「どうして泣いてるの?」
凌ちゃんを困らせるだけだって分かってるのに。
凌ちゃんは軽く溜息を吐き、
「座りな」
諦めたように、ベッドを指した。
凌ちゃんは、鏡台の上に腰を乗せた。
「凌ちゃん……」
久しぶりに凌ちゃんの瞳に映った気がして。
それだけで涙が出てくる。
「どうして泣いてるの?」
凌ちゃんを困らせるだけだって分かってるのに。