ひとつ、ベッドの中
今日という日は、男の先輩だって花束を持っているから、凌ちゃんが花束を手にしても違和感はないけど。


「それ、どうしたの?」


凌ちゃんは卒業しない。


…………あ。

もしかして、あたしに?


そう思って、少し頬が緩んだとき


「あ、ごめん……」


凌ちゃんが困ったように、眉根を下げた。


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