ひとつ、ベッドの中
あたしと一緒に寝ない日は、基本的に凌ちゃんは寝坊介なんだってことを知ったこの1年。


朝食だって、あたしの為に用意してくれていただけで、普段一人の朝はコーヒーだけで済ませていたんだとか。


だから今度はあたしが凌ちゃんの為に朝食を作ってあげようと思ったんだ。


今ではあたしが自宅で朝食を作り、凌ちゃんが食べにくる…というスタイルを取っている。


お母さんにも結婚を認められた仲。

少しは花嫁修業になるんじゃない?なんて、冗談交じりに言って、何気にお母さんも凌ちゃんを歓迎してくれている。


時間があれば、お母さんも食べて行ってくれる。



誰かの為にご飯を作るってことが、こんなにも幸せだなんて知らなかった。


凌ちゃんもそんな思いであたしの為に作ってくれていたのかな。


そうだったら嬉しいな……。

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