セブンソード~七聖剣物語~
何かを引き裂かれる音がした...
完全に僕の背中の方からだ..
でも痛みはない..
恐る恐る横目でチラ見して見ると..
背中に背負っていた何かの皮が
僕の身代わりになった形で引き裂かれている...
「うわぁ~...」
僕は情けない声で
赤ちゃんがハイハイする様に
フェンリルとの距離をとった...
((チッ...
小僧..
命びろいしたね..
我等の同胞の皮で助かるなんて...
最高の皮肉だね...))
などとフェンリルが嫌味ぽく
言葉をはく...
危なかった...
ルリに無理やり背負わされてなかったら...
ゾッとする...
などと冷や汗を流していると...
ゴオォォォ....
何か噴射音のような音が
城壁の門から聞こえてくる...
てか...
何か出てきたぞ...
((おやおや...
私を退けるのに
あんな物騒なものまで出して来るなんて...))
少し嬉しそうにフェンリルが呟く..
よく見ると...
何か岩のような人の形をした...
いや...
ロボットと言う方が合っているな..
「暁のゴーレム....」
と
僕に近寄って来たルリが驚いた顔で呟いた..
ゴーレム?
ゴーレムって言ったら
よくRPGで登場するあのモンスターですか..?
いやいや...
あれはゴーレムって言うよりロボットでしょ..
ピカッ!!
ゴーレムの方から何か紅く光った...
「マズい!!
大地!!伏せて!!」
ガバッ
っと
僕に覆いかぶさる様な形でルリが抱きつく..
フェンリルも大きく後方にジャンプし後退する...
次の瞬間..!!
ズシャアー―――ン!!!!
ドドドド.....
巨大な音と衝撃で大量の砂煙が上がった.....