俺様編集者に翻弄されています!

Chapter3

 ―――その頃。

「ドゥ、ドゥユーノウ ヒム?」


「No」


 悠里は五番街の通りで、以前携帯で隠し撮りした氷室の写真を見せながら、道行く人に声をかけていた。



(地球の人口何人だと思ってるの……私、馬鹿だな……無謀すぎる)


 ぼんやりと行き交う人を眺めていると、頭の中まで思考が鈍り始めてきた。

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