隣に座っていいですか?
認めてもらえた
奥さんに?
「でもねぇ、お母さん。だんだんうすくなってるの。きっともう会えないかもしれない」
子供の第六感か?
桜ちゃんは寂しそうにそう告げる。
「そうかもね」
田辺さんは今度は桜ちゃんの傍に寄り、両手を出して抱き上げた。
「でもお父さんといくちゃんママは消えないから大丈夫」
頬を重ねて
愛しそうに桜ちゃんに優しく言う。
桜ちゃんは
寂しそうな顔に
無理して笑顔を作っていた。
桜ちゃんのお母さん
私は精一杯
桜ちゃんを大切にして育てます。
心の中で
静かに奥さんに告げると
ふわりと
背中を押された。
え?
窓は開いてない
エアコンの風もない
風なんて起きる必要はない
でも押された
しっかり
背中を優しく押された
間違いない。
風圧を感じた。
そして声にならない声
『ありがとう』と……。
背中にそれを感じたけれど
不思議な感じはしたけれど
誰も信じてくれないけれど
気のせいかもしれないけれど
しっかり感じて
しっかり聞こえた。
それは
なぜか怖くなくて
彼にも誰にも言えず
心が温かくなるほど
ただ
胸に染み入る出来事だった。。
奥さんに?
「でもねぇ、お母さん。だんだんうすくなってるの。きっともう会えないかもしれない」
子供の第六感か?
桜ちゃんは寂しそうにそう告げる。
「そうかもね」
田辺さんは今度は桜ちゃんの傍に寄り、両手を出して抱き上げた。
「でもお父さんといくちゃんママは消えないから大丈夫」
頬を重ねて
愛しそうに桜ちゃんに優しく言う。
桜ちゃんは
寂しそうな顔に
無理して笑顔を作っていた。
桜ちゃんのお母さん
私は精一杯
桜ちゃんを大切にして育てます。
心の中で
静かに奥さんに告げると
ふわりと
背中を押された。
え?
窓は開いてない
エアコンの風もない
風なんて起きる必要はない
でも押された
しっかり
背中を優しく押された
間違いない。
風圧を感じた。
そして声にならない声
『ありがとう』と……。
背中にそれを感じたけれど
不思議な感じはしたけれど
誰も信じてくれないけれど
気のせいかもしれないけれど
しっかり感じて
しっかり聞こえた。
それは
なぜか怖くなくて
彼にも誰にも言えず
心が温かくなるほど
ただ
胸に染み入る出来事だった。。