隣に座っていいですか?
「えーっと」

すがった顔した私の顔から目をそらし、夫は落ち着きをなくす。

ヤバい
緊急警報が頭の中で鳴っている。

「あったような……なかったような……」

おいっ!
目が泳いでるよ。

「あったはず。絶対あった。桜ちゃんがサンタさんに書いた手紙が絶対あった」

私の迫力にたじろく夫。

「サンタさんにプレゼントの品をお願いした手紙があった!」

断言すると夫は

「あ、窓にキラキラと星やら家やら飾りは付けてました」

「それだよそれ!」

光が
一筋の光が見えてきた

「それは、どこにあるの?」
お手紙さえあればいいんだよ。

「えっとですね……」

「うん」

「テープの跡がペタペタしてたので、あの……一回剥がしてから、元に戻そうとして……」
私に背を向け
ガサゴソとまた段ボールへ向かい、床に色んなものを放り投げ段ボールを空にしてから

青ざめた顔で私に言う


「ありませんね」



光は消えた。




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